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国語フィールドラーニング「おくのほそ道を訪ねる」
2023年 06月13日
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6月11日(日)、「おくのほそ道を訪ねる」と銘打った、東京江東区深川周辺を散策する国語科のフィールドラーニングを実施しました。参加生徒は33人。定員を20名と考えていましたが、生徒の予想以上の参加意欲に応えようと国語科の先生にご協力いただき、7名の引率の下、にぎやかに行ってきました。
天気予報で午前中は断続的に雨ということでしたが、ほとんど傘を差すことなく済んだことは非常にありがたく、おかげで充実した研修ができました。
集合場所の門前仲町駅から深川不動尊、富岡八幡宮をつづけて参拝。その後しばらく北上し、芭蕉が奥の細道の旅の前に一時住んだ採茶庵跡を訪ね、さらに芭蕉庵史跡展望庭園、芭蕉稲荷とめぐり、最後に芭蕉記念館を見学して、森下駅で解散しました。
この企画の前身の市民講座では、すでに旅の終着点である岐阜の大垣までたどり着いており、そこで3年前に再び旅の出発点である深川と草加を一日でめぐるフィールドラーニングを実施しましたが、コロナ禍で中断したことから今回また改めてスタートさせたという経緯があります。
したがって、2学期には引き続き草加など次の地点へ向かう旅の続きも企画しています。前回の「文豪に会いに行こう」には生徒19人、今回は33人の参加。生徒の参加意欲の高さが実施の励みになっています。
最後に引率者も企画にちなみ句作しました。
フィールドラーニング吟
生徒傘閉ぢて芭蕉跡訪ふ梅雨曇り
五月雨や先師の語る声再び
言わずもがなの注釈を(国語の先生なので)。
最初の句は芭蕉の「深川冬夜ノ感/櫓声波ヲうつて腸(はらわた)氷ル夜やなみだ」にならったもの。二句目の「先師」は、北見先生(当日のガイド・企画担当、元本校教諭・現非常勤講師)に芭蕉の呼び方を重ね合わせてみたものです。