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オーストラリアスタディツアー④

2025年 04月07日
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さまざまなイベントが盛りだくさんだった12日間のオーストラリアスタディツアーも無事終わりました。今回はその後半の様子を紹介します。

<Griffith University 見学ツアー>
グリフィス大学は観光学やビジネス、環境学、アジア学などを専攻できる総合大学です。スタディーツアーの一行は同大学の見学ツアーに参加しました。現地では、グリフィスで学ぶ日本人の大学生もガイドとして参加しており、高校時代から渡豪に至るまでの経緯を教えてくれ、生徒たちは大いに刺激になったようです。参加した講義の中ではワニやカメをはじめ、オーストラリア固有の生物に直に触れ、その生態について学ぶことができました。緑に囲まれたキャンパスで昼食をとると、大学生になったような気持ちになります。外を散策していると、エコセンターの職員が「野生のコアラを見つけた!」と一言。生徒たちは一斉にユーカリの木を見上げましたが、、、さあ皆さん、のんびりと寝そべるあのコアラを見つけることができたでしょうか?

<マランバ校での授業とフェアウェルイベント>
中高で1000人を超える在籍数のマランバ校ですが、そのうち3割の生徒は大学進学を希望しているそうです。日頃の授業を大切にし、学業に励む同年代の学生の姿に刺激を受ける一方で、将来の職業訓練として設けられている調理実習(ホスピタリティの授業としてお菓子・バリスタ・接客を学ぶ)や、最新のVRを実践する授業も新鮮だったことでしょう。学業・芸術・テクノロジーの分野で生徒たちが主体的に取り組み、己の進路実現を目指しているのです。
フェアウェルイベントでは、語学研修の修了証を正式に授与されました。二高と合同で行った出し物では、日本の伝統的な遊びであるコマ・福笑い・けん玉を紹介しました。振る舞われたケーキやお菓子を食べながら、バディーとの最後の別れを惜しんでいました。11日間の研修で得た思い出と共に、生徒たちは農大三高での新学期を迎えます。

<プレゼンテーションとフェアウェルパーティー>
金曜日になると、授業も残すところあと2日。理数探究コースではスタディツアーのまとめとして、1人ずつ学んだことを最終日に発表します。そのために金曜日のEnglish Lessonでは発表準備をしました。ただ原稿を作るだけではなく、聴衆を引き付けるにはどのような構成がよいのか、どのように話せば伝わるのかなど、プレゼンテーションの基本も英語で学びました。いろいろなことが印象に残っていて1つに絞れない!とうれしい悲鳴も聞こえました。現地の先生やコンダクターの方の力も借りながら、一生懸命準備していました。
月曜日にはバディーの前で発表を行いました。オーストラリアに来た当初は全然英語がわからない、何て表現すればいいのと控えめだった生徒たちですが、当日に堂々と発表する姿を見て、この2週間での生徒たちの成長を感じました。発表の後にはフェアウェルパーティーを楽しみました。バディーたちと一緒におにぎりを作ったり、折り紙をしたりしました。初めは距離があった生徒とバディーたちでしたが。最後にはお互い楽しそうに話をしたり、写真を撮ったりして別れを惜しみました。帰国の日、ホストファミリーとの別れの際には涙する生徒もいました。

この2週間、とても貴重な体験をたくさんしてきました。言葉や文化の違いに戸惑うこともありましたが、それもとてもよい経験となったことでしょう。それらをぜひ学校生活や日常生活に生かしていってもらえればと思います。
受け入れてくださったクイーンズランドの学校の皆様、ホストファミリーの皆様、ありがとうございました。Thank you for your kindness!