理数探究課程1年(1期生)クリティカルリーディング
- # 高等学校
- # キャンパスライフ
- # 理数探究課程
理数探究課程の活動第2弾ということで、正確な情報収集能力を身に着けるために、クリティカルリーディングを全3回で行いました。
第1回目は、同じ内容の新聞記事を二社で読み比べを行い、新聞社による立ち位置や主張の違いを確認していきました。
まずは自分で読み、同じ情報、異なる情報、気になる意見について記事に線を引いていき、付箋に書き出しました。前回の学習を通して、読解力が身についたことにより、スムーズに取り組めていました。
一人で読み込んだ後、書き出した付箋をベン図に張り付けていき、自分たちが感じた二社の違いを発表して共有し、気になる情報については、班のメンバーの意見を聞いたり、調べたりと疑問を解消していきました。
最後は、班での意見をまとめて、代表者が発表を行いました。発表に対する慣れが少しずつ出てきており、相手の方向を向きながら自分たちの意見をしっかりと説明できていました。教員が想定している以上の気づきもいくつかあり、こちらとしても勉強になりました。
第2回目はクリティカルリーディングを実際に体験していきました。教員から指定された記事に対して、疑問に思ったこと、表現、単語について線を引いていき、なぜ線を引いたのかを文章にまとめて、班内で発表しました。わからない単語で、なんとなく流しているところも多々ありましたが、メンバーや教員から突っ込みを受けてそのことに気づき、悔しがっている様子が印象的でした。
第3回目は4月から6月までの様々な新聞記事から一人一つ興味があるものを選び、第2回同様クリティカルリーディングを行いました。必要な情報や足りない知識を補うための参考文献を的確に見つけており、調べる力の向上を非常に強く感じました。また、新聞記事に対しての質問を教員から一つずつ投げかけ、それに対する意見を聞く活動も行いました。自分の意見を述べるだけではなく、データや記事を上げて説明する行為が当たり前になってきており、客観的視点が身についてきたかなと感じております。
- 著作権の関係で新聞記事はカットしています。
以上がクリティカルリーディングの活動報告です。
農大三高理数探究課程では、大学と連携した専門的な研究を高校生活の中で行うことで、論理的思考力を身に着け、将来グローバルに活躍する研究者となるような生徒の育成を目指して活動しています。1年生の1学期では、研究するためのスキルを身に着けるため、探究学習を行っています。「誰よりも理科に興味がある!」「研究者になりたい!」そのような生徒の入学を心よりお待ちしています。