11月14日（金）、化学のフィールドラーニングとして足尾銅山と日光東照宮を訪れました。今年度は、初めて中学生も参加し、早朝の集合にもかかわらず、生徒たちは元気に集まり、一日を通して意欲的に活動する姿が見られました。天候にも恵まれ、秋の自然を感じながら充実した学習の時間となりました。

　足尾銅山では、坑道内の見学を通して採掘の歴史や当時の労働の様子について学びました。銅の採掘が国の大きな産業として発展してきたこと、また現在も公害問題の影響が残る地域であることを知り、環境保全の重要性や、過去の教訓を未来に生かすことの大切さを考える機会となりました。

　続いて訪れた日光東照宮では、国内外から多くの観光客が訪れる様子を目にし、世界遺産としての価値や文化的背景について理解を深めました。実際に建造物を見学する中で、「迫力があった」「とてもきれいで、写真を撮るのが楽しかった」など、感動の声が多く聞かれました。お土産を選んだり、おみくじに一喜一憂したりする姿も見られ、和やかな時間となりました。

　本フィールドラーニングを通して、化学・自然・歴史・文化・環境を多方面から知る、大変貴重な経験となりました。地域の文化や人々のにぎわいに触れることで、学びを深めるとともに、温かい交流のひとときを過ごすことができました。