農業体験ボランティアに参加しました
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11月24日(日)の午前に、農業体験ボランティアに参加しました。
このボランティアは東松山市役所農政課のお誘いによるものでした。
それというのは、市内で有機農作物を生産されている農家さんは昔のような家族経営というのでなく、おひとりで農作業をされるようなケースが多いため、少しでもお手伝いできる人がいたらありがたいということ。
それに加え、そうした生産者の方々は、自分たちの取り組みを発信する機会を持ちたいともお考えであって、現にSNSやさまざまなイベント等を通じて広く発信されているが、中高生や若者にボランティアに参加しながら、もっと農業について知ってもらいたいという取り組みの一環だということでした。
そこで今回うかがったのは、本校卒業生でもある屋代篤さんの十色(といろ)農園。お手伝いをさせていただきながら、その意義や実態、さらにご自身が農業を始められるまでのことなどをお聞きできるということで、農業に関心のある高1生男女4人が、お手伝いに参加しました。
農政課の職員の方の車2台に分乗し、はじめにネギ畑に行って除草を、次にキャベツ畑まで移動して苗の植え付けをしました。そして最後に白菜畑で採れたての有機野菜をいただいて、あっと言う間のお手伝いが終了しました。
これまで漠然としたイメージでしかとらえられていなかった農業、あるいは何の気なしに通り過ぎていた、作物が並んでいるその畑が、どんな人によって、またどのような過程でそこにあるのかということが、ごくわずかな時間ではありましたが、確かに垣間見えた貴重な機会でした。
「野菜販売会の機会がありましたら、販売のボランティアもやってみませんか。というのは、農家の方で販売会に野菜を持ってくることはできるけれど、販売する人手がないためにそういった販売会に参加できないケースもあるものですから。」
お手伝いの最中、農政課の方からこのようなお話をいただいたとき、農業を取り巻く現状の一端を、そんなところからも垣間見ることとなりました。